通関士の試験3科目を覗いてみよう!

試験科目を覗いてみよう!

ここからは、いよいよ試験対策の準備に入ります。まずは試験科目のアウトラインを押さえることから始めましょう。

試験概要のページで述べた通り、通関士の試験は、「通関業法」「関税法」「その他の法律及び業務に関する内容」の3科目に分類されます。

3科目とはいえ、インプットが必要な情報量にはかなりのものがあります。決して学ぶに易しいものではありませんので、筋道立てた試験対策が必要になります。

最優先で攻略する科目は「関税法」です。

3科目のなかで最初に勉強したいのは、なんといっても「関税法」です。

その理由は関税法分野(関税定率法その他関税に関する法律、外国為替、外国貿易法を含む)は、貿易に関の輸入と輸出についての基礎的な要件を網羅した法律だからです。
関税法を最初に理解しておくと、他の法律を勉強する場合にも、その内容を早く習得することができるようになります。

また関税法を学習する時には、「モノの流れに関すること」と「税金に関すること」という2つの側面から、この法律をとらえることも大事です。

モノの流れとは通関手続きや保税地域・保税運送の規定などのことです。もうひとつ税金に関することとして学ぶのは、課税物件の確定や関税定率法などがそれです。

そのように関税法を学んでいくと、輸入の場合、港に入ってきた貨物を法に基づきどのように通過させればよいのか、またその際どのような課税が必要であるかのトータルが理解できるようになります。

通関士の業務と直結した法律ですので、関税法の学習で一気に視野が広がっていきます。
通関士試験に出題される法律は、この関税法が軸になっていて、その他の法律は、関税法を補足する位置づけにあります

難易度の高いといわれている通関士試験は、関税法を攻略することで、ずっと試験対策がしやすくなります。

比較的学習しやすい「通関業法」

通関業法は、通関業者や通関士の業務を規定している法律です。通関士として遵守する指針のようなものだと思ってください。
通関業法の全体的な構造は、

  • 通関業法の目的と趣旨
  • 通関業務の定義
  • 関連業務の定義
  • 通関業の許可
  • 通関業者の義務と権利
  • 通関士の義務
  • 監督処分と懲戒処分

などの体系で成り立っています。
通関業法は、他の科目と異なり比較的学習しやすい科目です。他の法律からは独立した内容になっています。

しかし、関税法で規定されている用語が頻繁に出てきます。ですからこの通関業法の学習も、関税法を勉強してからの方が理解も深まりやすい、ということになります。

まとめ

最後に通関実務の学習のポイントですが、それについてはズバリ輸出申告書と輸入申告書が作成できるか否かです。

出題の傾向としては、法令が理解できているかどうかを申告書で問うものが多くなってきています。また難易度も高くなってきていますので、繰り返し練習するようにしてください。